【町村長選・中通り】川俣町、大玉村、泉崎村、小野町 改選へ

 

 2021年は県内17市町村で首長選が予定されている。福島市、郡山市、いわき市のほか、東日本大震災、東京電力福島第1原発事故から10年となる節目の年に、双葉町や富岡町などでも今後の復興を担うリーダーが決まる。市町村議会は6町村で任期満了となり、改選される。

 現職・佐藤氏が立候補表明

 【川俣町】任期満了は2月25日。2月9日告示、同14日投票で行われる。現職の佐藤金正氏(71)=1期=は昨年12月に記者会見し「新型コロナウイルス感染症の予防対策と地域経済の再生の両立に力を注ぐ。地域資源の輝きを向上させるため、ハードとソフトの両面の施策を推進する」と立候補を表明した。町長選を巡っては、ほかに水面下で立候補を模索する動きもある。

 前職の辞職に伴い行われた前回は新人4人が選挙戦を繰り広げた。

 現職・押山氏出馬公算大

 【大玉村】任期満了は8月23日。現職の押山利一氏(71)=2期=は出馬への明確な意思を示していないが、各施策の継続的な取り組みの必要性から3選を目指し出馬する可能性が高いとみられる。現時点で目立った立候補の動きはない。24年ぶりの選挙戦となった前回は、新人との一騎打ちを制した。

 3期目・久保木氏、進退明らかにせず

 【泉崎村】任期満了は10月31日。現職の久保木正大氏(71)=3期=は今のところ進退を明らかにしていない。ほかに目立った動きはない。前回は現職が無投票で3選を果たした。

 現職・大和田氏立候補へ

 【小野町】町長選は3月9日告示、同14日投票で行われる。現職の大和田昭氏(73)=2期=は、昨年10月の連合後援会拡大役員会で「初心を忘れず町政に取り組む姿勢は変わらない」と立候補を表明した。

 ほかに、水面下で出馬を模索する動きがある。前回は無投票で当選が決まった。