元衆院議員・宇佐美氏立候補へ いわき市長選、選挙戦確実情勢

 

 9月27日の任期満了に伴ういわき市長選で、元衆院議員の宇佐美登氏(54)が立候補の意思を固めた。宇佐美氏は13日、福島民友新聞社の取材に応じ「衆院2期の経験や人脈、実績を生かし、市民一人一人に寄り添う政治をしたい」と語った。

 宇佐美氏は、複数の支援者からの出馬要請を受けて決断したといい、近日中に記者会見を開いて正式に表明する。

 宇佐美氏は東京都出身、早大理工学部卒。衆院議員は旧東京2区などから出馬、2期務めた。いわき市長選には2017(平成29)年の前回、13年の前々回、いずれも無所属で出馬し、落選した。宇佐美氏の説明によると、父がいわき市出身で、12年から同市在住。

 市長選を巡っては、元文部科学省室長で新人の内田広之氏(48)と常磐共同ガス(いわき市)前社長の猪狩謙二氏(58)が立候補を表明。また現職の清水敏男氏(57)=2期=と新人の会社経営渡部(わたのべ)安彦氏(34)が立候補の意思を固めており選挙戦が確実な情勢となっている。