会津美里町長選、鈴木副町長が立候補の意思 選挙戦の公算大きく

 

 官製談合事件を巡る町長の辞職に伴い4月20日告示、同25日投票で行われる会津美里町長選で、副町長の鈴木直人氏(65)が立候補する意思を固めたもようだ。関係者によると、鈴木氏は出馬要請を受け、近く態度を明らかにする見通しだ。

 鈴木氏は会津美里町(旧新鶴村)出身。新潟大大学院農学研究科修士課程修了。1980(昭和55)年4月に町職員となり、まちづくり政策課長、総務課長を務め、昨年4月から副町長。

 町長選を巡っては、元県議会議長の杉山純一氏(63)が立候補を表明しており、選挙戦となる公算が大きくなった。3町村の合併で2005(平成17)年に誕生した町では、過去4回の町長選全てで無投票で当選者が決まっており、初の選挙戦になるとみられる。