現職と新人2人の選挙戦「濃厚」 田村市長選、告示まで1週間

 

 任期満了に伴い4月4日告示、同11日投開票で行われる田村市長選は28日で告示まで1週間となった。これまでにいずれも無所属で再選を目指す現職の本田仁一氏(58)と、元市議で新人の白石高司氏(61)が立候補を表明している。4年前の前回と同様、現職と新人の選挙戦となる見通しだ。

 市では人口減社会への対応が課題となっており、子育てや福祉、雇用など幅広い分野で市の将来像を示せるかが焦点になる。

 本田氏は企業誘致や市民病院開設などを進めてきた1期4年の実績を強調し、市政継続を訴える。

 白石氏は公平公正な市政を掲げ、財政健全化や学校教育改革、地場産業活性化などの施策を示す。

 市長選と同日程で、市議補選(欠員1)が行われる。1日現在の選挙人名簿登録者数は3万841人(男性1万5200人、女性1万5641人)。