「田村市長選」告示 現職・新人2氏が立候補、投開票4月11日

 

 任期満了に伴う田村市長選は4日、告示され、いずれも無所属で、再選を目指す現職の本田仁一氏(58)=1期、新人で元市議の白石高司氏(61)の2人が立候補を届け出た。4年前の前回同様、現職と新人の一騎打ちとなる。両候補とも同市船引町の中心部で第一声を放ち、11日の投票に向け舌戦に入った。

 同市は震災、原発事故からの復興や人口減対策が課題となっている。少子高齢化対策を具体的に示し、市の将来像をどう描けるかが焦点になる。

 本田候補は1期4年の実績を強調。医療福祉や子育て環境の充実、雇用創出をまちづくりの柱に据え、市政継続を訴える。

 白石候補は公平公正な市政運営を掲げ、学校教育改革や医療福祉の質向上、地場産業活性化策を示し、市政刷新を訴える。

 期日前投票は5日から10日まで、市内各施設で行われる。時間は各日午前8時30分からで、行政局は午後7時、市役所は同8時まで。出張所では7~10日の午前8時30分~午後5時。6日には、市内3カ所に移動期日前投票所を設ける。

 3日現在の選挙人名簿登録者数は3万773人(男性1万5180人、女性1万5593人)。