郡山市長選、投票率10地区上回る 課題山積で有権者関心高まる

 

 郡山市選管が19日発表した市長選の地区別投票状況によると、市内13地区のうち10地区で2017(平成29)年の前回の投票率を上回った。前回より1人多い3人が立候補したほか、新型コロナウイルスへの対応や東日本台風(台風19号)からの復旧など課題が山積していることから、有権者の関心が高まったとみられる。

 全体の投票率は40.66%で前回比2.61ポイント増えた。地区別で最も伸びたのは逢瀬で、6.92ポイント増の52.08%だった。6.76ポイント増で57.19%の三穂田、4.01ポイント増で55.86%の中田と続いた。

 湖南は前回比0.64ポイント減の67.93%だったものの市内で最も投票率が高く、前回に続いて唯一60%を超えた。湖南のほかに投票率が減少したのは2.12ポイント減で49.67%の西田、0.09ポイント減で45.72%の田村。全体の男女別投票率は男性40.15%で2.5ポイント、女性41.15%で2.71ポイント増えた。