宮本富岡町長、今期限り退任表明「町の復興と創生より柔軟に」

 

 任期満了に伴い7月15日告示、同25日投票で行われる富岡町長選で、現職の宮本皓一氏(74)=2期=が27日、町議会臨時議会で今期限りで退任することを正式に表明した。

 宮本氏は「町の復興と創生のためには、果敢に挑戦し続け未来志向の考えを持ってより柔軟に行わなければならない。健康の状態や年齢を考慮した結果、引退し次の町長選には立候補しないと決断した」と述べた。

 宮本氏は富岡町出身。小高農高卒。2000(平成12)年の同町議選に初当選し、町議会議長などを務めた。町議を4期目途中で辞職し、13年の町長選に出馬、初当選。2期目の任期満了は8月5日。町長選を巡っては、新人の会社員藤沢道徳氏(53)が立候補を表明している。このほか、別の新人候補者の擁立を模索する動きがある。