新人・山本氏、立候補の意思示す 富岡町長選、一騎打ちの公算

 

 任期満了に伴い7月15日告示、同25日投票で行われる富岡町長選で、新人の農業山本育男氏(62)は29日、無所属で立候補する意思を示した。町長選を巡っては、新人の会社員藤沢道徳氏(53)が立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。山本氏は福島民友新聞社の取材に「東日本大震災から10年が過ぎたが、復興は道半ば。住民に寄り添い、古里を未来につなぐための施策に取り組みたい」と述べた。

 山本氏は富岡町出身。東京農大農学部卒。2000(平成12)年の同町議選に初当選し、副議長などを務めた。町議を5期目途中で辞職し、17年の町長選に出馬した。

 現職の宮本皓一氏(74)=2期=は今期限りで退任することを表明している。