新人・山本氏が正式出馬表明 富岡町長選、選挙戦となる見通し

 

 任期満了に伴い7月15日告示、同25日投票で行われる富岡町長選で、新人の農業山本育男氏(62)は15日、同町で記者会見し、無所属で立候補することを正式に表明した。

 山本氏は「震災から10年の施策について継承できるものは継承し、新たなまちづくりに挑戦する。帰還できる町民を増やし、移住者を呼び込みたい」と述べた。

 山本氏は富岡町出身。東京農大農学部卒。2000(平成12)年の同町議選に初当選し、副議長などを務めた。町議を5期目途中で辞職し、17年の町長選に出馬した。

 町長選を巡ってはほかに、新人の元会社員藤沢道徳氏(54)が無所属での立候補を表明しており、選挙戦となる見通し。現職の宮本皓一氏(74)=2期=は今期限りで退任することを表明している。