馬場氏に立候補を要請 立憲民主党福島県連、衆院選・福島2区

 

 秋までに行われる衆院選の福島2区で、立憲民主党県連は19日、福島市の団体職員馬場雄基氏(28)に立候補を要請した。馬場氏は「非常に重大な決断が必要だと思っている。回答については数日をいただきたい」と述べた。関係者によると、馬場氏は立候補に前向きで、近く正式に表明する見通しだ。

 県連代表の金子恵美衆院議員(福島1区)らが福島市で馬場氏に面会。金子氏は「原発事故からの復興は何十年もかかる。最後までそれを見届けられる世代だ」と述べ、馬場氏に要請書を手渡した。

 福島2区を巡っては、自民で元厚生労働相の現職根本匠氏(70)=8期=と共産の新人平善彦氏(69)が立候補を予定している。馬場氏の擁立が決まれば、今後は野党共闘に向けた候補者調整が焦点となる。