新型コロナへの対応「重視」 いわき市長選4候補者アンケート

 

 9月5日に投開票されるいわき市長選は、現職の清水敏男候補(58)=2期=と、新人で元衆院議員の宇佐美登候補(54)、元文部科学省室長の内田広之候補(49)、前常磐共同ガス社長の猪狩謙二候補(59)が舌戦を繰り広げている。福島民友新聞社は各候補にアンケートを行った。市政の課題については、4候補とも「新型コロナウイルス感染症対策」か「医療体制充実」を挙げ、新型コロナへの対応を重視する姿勢を示した。

 コロナ対応では、清水、宇佐美、猪狩の各候補が「ワクチン接種の加速化・迅速化」を主張。その上で清水候補は「疲弊する市内事業所への支援強化」、宇佐美候補は「3回目のワクチン接種検討」、内田候補は「市民に安心を与えるリーダーシップ」、猪狩候補は「情報公開とPCR検査の増加」を重視するとした。

 また、コロナ対応以外の最重点施策としては、清水候補は「復興防災都市の実現」、宇佐美候補は「医療体制の強化」、内田候補は「医療人材の育成や学力日本一」、猪狩候補は「防災と減災対策」などを挙げた。

 現市政に点数を付けるなら何点かとの問いでは、清水候補は「着実に進展」とし「75点」と評価。宇佐美候補は「危機管理は評価できない」と「35点」。内田候補は「リーダーシップが不十分」として「50点」。猪狩候補は「市の未来像が示されていない」と「30点」とした。