いわき市長選、4候補が最後の訴え 9月5日投開票

 

 5日投票のいわき市長選で、現職の清水敏男候補(58)=2期、新人の宇佐美登候補(54)、内田広之候補(49)、猪狩謙二候補(59)の4人は4日、感染対策に気を配りながら同市の中心市街地などで「最後のお願い」を訴え、選挙戦を締めくくった。

 清水候補は、徒歩遊説を交えながら小名浜や地盤の常磐など市内各地を巡った後、平のJRいわき駅前で打ち上げ式を行った。
 集まった支持者らに「2期8年しっかりと取り組んできた現職がいる。私に任せてほしい」と強調し「いわき市に生まれて住んで良かったと思えるようなまちづくりをしたい」と訴え、支持者らと「勝つぞ」コールで3選を誓った。

 宇佐美候補は、遠野地区や平地区などを巡り、小名浜のアクアマリンパークで最後の訴えを行った。
 「多くの皆さんに助けられ、熱い思いをいただいて戦った」と感謝の言葉を伝えた上で「勝って、新型コロナウイルスから市民の命を守る。抗体カクテル療法など最新の治療法を受けられるようにしたい。最後まで皆さんの力を貸してほしい」と支持を求めた。

 内田候補は小川町や四倉町、平地区を巡った後、JRいわき駅前で打ち上げ式に臨んだ。
 「知名度がない中で活動開始したが、地域の方々のおかげで応援の輪が広がった」と感謝を伝え「25年間の行政経験や全国に広がる人脈を生かして、いわきのために全てをささげる」と力を込めた。支持者とともに「ガンバローコール」を上げ、必勝を誓った。

 猪狩候補は大票田の平や小名浜、地元の常磐などを巡った後、市役所前で打ち上げ式に臨んだ。
 「出馬表明からこれまで本当に多くの人に支えられた」と感謝。「何もしない継続は力ではない。経済人市長として分裂が生まれている市政に一石を投じ、コロナ対策や医療改革などいわきのために命をかけたい」と訴え、支持者とグータッチで勝利を誓った。