いわき市長選投票率低調 7地区で50%割れ、コロナ影響は限定的

 

 5日に投開票が行われたいわき市長選の地区別投票率は、全地区で前回の投票率を下回った。全体では前回比1・45ポイントの減少で、新型コロナウイルス禍とまん延防止等重点措置適用下で懸念された大幅な下落にはならなかったが、過半数の7地区で投票率5割を切り、全体的に低調だった。

 市内13地区の投票率は【表】の通り。地区別の数値を見ると、最も投票率が高かったのは三和地区の67・01%で、最も低かったのは小名浜の43・25%。いずれも前回と同じ地区となった。

 下落幅が最も多かったのは田人のマイナス4・77ポイント。三和マイナス4・44ポイント、四倉のマイナス4・25ポイントが続き、郊外での下落が目立った。投票率はワーストながら、最も下落幅が少なかったのも小名浜でマイナス0・4ポイント。このほか、平のマイナス1・18ポイント、勿来のマイナス2・65ポイントなどで、都市部では比較的下落幅が少ない傾向がみられた。

 全体の男女別投票率は、男性が46・38%で前回比1・15ポイント、女性は48・92%で同1・73ポイントそれぞれ減らした。

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