いわき市長選 開票スムーズに、研修成果 予定より20分早く確定

 
スムーズに進んだ開票作業

 いわき市長選の開票は5日午後8時、市総合体育館で始まり、職員約340人が作業に当たった。トラブルは確認されず、当初の見込みより20分ほど早い午後9時46分に確定した。

 市選挙管理委員会の小野善史事務局長は「打ち合わせや研修を重ねたほか、案分票がなく、疑問票にもスムーズに対応できたことが時間の短縮につながったのではないか」と総括した。

 過去2番目に低い投票率となった要因について、小野事務局長は、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が有権者、候補者の双方に影響したと分析。「投票所の新型コロナ対策を徹底したが有権者の不安を解消しきれず、候補者にとっても手探りの選挙となったことが影響しているのではないか」と話した。