南相馬市長選、現職・門馬氏出馬へ 桜井氏と一騎打ちの公算大

 

 任期満了に伴い来年1月13日告示、同23日投開票で行われる南相馬市長選で、現職の門馬和夫氏(67)=1期、無所属=が再選を目指して立候補する意思を固めた。門馬氏は9日、福島民友新聞社の取材に「もう1期挑戦し、教育、医療、雇用促進などの面でさらに成果を上げたい」と意欲を示した。近く正式表明する。

 市長選には、元職の桜井勝延氏(65)が無所属で立候補を表明しており、前回と同じ顔触れによる一騎打ちの選挙戦となる公算が大きくなった。

 同市では、東日本大震災、原発事故で加速した人口減少、少子高齢化対策に加え、昨春全面開所した福島ロボットテストフィールドを核とした産業振興など、復興に向けた課題が山積している。

 門馬氏は南相馬市原町区出身、東北大工学部卒。市経済部長や市立総合病院事務部長、市議1期を経て、2018(平成30)年の市長選で初当選した。