現職のみ立候補表明 二本松市長選告示まで1カ月

 

 任期満了に伴い11月21日告示、同28日投開票で行われる二本松市長選は21日、告示まで1カ月となった。現職の三保恵一氏(72)=3期=が立候補を表明、健康寿命の延伸や産業振興策などの基本政策を掲げて精力的に浸透を図っている。一方でほかに候補擁立の動きはなく、無投票の公算が大きい。

 同市は新型コロナウイルス感染症の長期化で、主力産業の観光業を中心に地域経済が大きく落ち込んでいて、収束後を見据えた経済再生が急務となっている。過疎・中山間地域を抱え、少子高齢化に伴う人口減少が進んでおり、子育てや教育といった対策も大きな課題だ。

 三保氏は二本松市出身。安達高卒。議長を含め県議5期、旧二本松市長1期。2005(平成17)年の新二本松市発足に伴う市長選で当選。2期務めた後、13年の選挙で落選したが、前回17年に返り咲いた。

 立候補予定者説明会は11月2日に開かれる。18日現在の選挙人名簿登録者数は4万5810人(男性2万2504人、女性2万3306人)。