共産、候補者擁立見送り 福島市長選、32年ぶり無投票濃厚

 

 任期満了に伴い14日告示、21日投開票で行われる福島市長選で、共産党福島相馬地区委員会などでつくる市民団体「福島市政を明るくする会」が候補者擁立を見送ることが7日、分かった。同日開いた会合で決めた。

 同会はこれまで、候補者擁立に向けて人選を進めてきた。会合では、候補者擁立を見送る一方で、より良い市政をつくるため市に対して精力的に意見を伝えていく活動に取り組むことなどを確認したという。

 市長選を巡っては、無所属で現職の木幡浩氏(61)=1期=のみが立候補を表明しており、32年ぶりの無投票になる可能性が濃厚となっている。