2候補が最後の訴え 福島市長選11月21日投開票

 
(写真右)支持者に最後のお願いをする木幡候補(写真左)支持を訴えて街頭演説に臨む高橋候補

 任期満了に伴う福島市長選は21日、投開票が行われる。届け出順にいずれも無所属で、再選を目指す現職の木幡浩氏(61)=1期=と、新人で会社経営の高橋翔氏(33)の2人は20日、最後の訴えを行い、7日間の選挙戦を締めくくった。

 投票は21日午前7時~午後8時(一部で同6時)に市内81カ所で行われる。開票は午後9時15分から福島トヨタクラウンアリーナで行われ、選管確定は同11時30分ごろの見込み。

 13日現在の選挙人名簿登録者数は23万4167人(男性11万3028人、女性12万1139人)。

 木幡氏と高橋氏は20日、それぞれ市中心部で最後の訴えを行った。市選管によると、20日終了した期日前投票者数は、告示翌日の15日からの6日間で計2万9183人となり、前回比で1万124人減の74%にとどまった。

木幡浩候補 考えを伝えられた

 木幡候補は自転車遊説を行い、打ち上げ式でラストコールを響かせた。

 選挙戦を振り返り「私の考えを広く知らせることができた」とし「市民がコロナに苦しみ、希望の光を待ち望むことも再確認した。私の使命はずっと住み続けたいと思える福島づくりだ」と語った。再選に向け「投票は福島の未来を考えること。過去最高得票を与えてほしい」と訴えた。

高橋翔候補 投票すること重要

 高橋候補はJR福島駅東口周辺で、動画配信も兼ねた街頭演説に臨んだ。

 無投票ムードから一転して選挙戦となったことについて「無投票ではなく、選挙を経て再選することに意味がある。投票することが重要だ」と熱弁。「行政の主役は市民。有権者は政治や選挙に関心を持ってほしい。県庁所在地の福島市が変われば、福島県全体が変わる」と訴えた。