相馬市長選告示まで1週間 現職のみ立候補表明

 

 任期満了に伴い12日告示、19日投開票で行われる相馬市長選は5日、告示まで1週間となった。立候補を表明しているのは現職の立谷秀清氏(70)=5期=だけとなっている。現時点でほかに出馬を模索する目立った動きはなく、無投票となる可能性が出てきた。

 立谷氏は無所属で立候補する意向。新型コロナウイルスワクチンの追加接種の着実な実施、想定外の感染拡大に備えた酸素ステーションの整備などを掲げる。地域経済への感染症の影響が長引く中、震災復興による施設整備を生かした観光、産業振興なども打ち出し、約50ある後援組織を中心に政策の浸透を図る。

 立谷氏は相馬市出身。福島医大医学部卒。2001(平成13)年の相馬市長選で初当選し、14年から県市長会長。18年に全国市長会長に就任し2期目。全国医系市長会長なども務める。

 1日時点の選挙人名簿登録者数は2万8715人(男性1万4204人、女性1万4511人)。