南相馬市長選、現職と元職の争い濃厚 1月13日告示23日投開票

 

 任期満了に伴い来年1月13日告示、同23日投開票で行われる南相馬市長選は、13日で告示まで1カ月となる。これまでに、いずれも無所属で、現職の門馬和夫氏(67)=1期、元職の桜井勝延氏(65)が立候補を表明し、前回と同じ顔触れの選挙戦が濃厚となっている。

 門馬氏は1人1台貸与のタブレット端末などを活用したデジタル学習の普及や不妊治療費の支援拡充による子育て環境整備などを掲げ、市政継続を訴える。

 桜井氏は新型コロナウイルス感染症の影響を受ける市内事業者の支援強化や高齢者世帯の生活ごみ個別収集などを主張し、支持拡大を図っている。

 市議会は自民系市議らが門馬氏を、立民系市議らが桜井氏を支持している。

 1日現在の南相馬市の有権者数は5万1392人(男性2万5702人、女性2万5690人)。