両陣営、当選ライン1万6000票台想定 南相馬市長選・終盤情勢

 
届け出順に右から門馬和夫候補と桜井勝延候補

 23日投開票の南相馬市長選は接戦のまま最終盤の戦いを迎えた。届け出順に、いずれも無所属で現職の門馬和夫候補(67)=1期=と元職の桜井勝延候補(66)の両陣営は新型コロナウイルス感染対策に細心の注意を払いながら遊説や会員制交流サイト(SNS)などを活用し、票の上積みに奔走している。

 両陣営とも投票率を前回同様の62%程度、当選ラインは1万6000票台と想定している。

 新型コロナに感染した門馬候補の陣営は本人不在の中、スタッフが選挙カーを走らせ、迅速な新型コロナワクチン接種など1期目の実績をアピール。不妊治療費の支援拡充などを掲げ、市政継続を訴える。平田武選対本部長は「スタッフの力を合わせ、電話などで政策を訴え、支持を呼び掛ける」と意気込む。

 桜井候補は「命を守り、未来を築く」をキャッチフレーズに市政変革を主張する。東日本大震災と原発事故発生時に市政運営を担った実績を前面に、現職に批判的な勢力の結集を狙う。小林五月選対本部幹事長は「厳しい戦いが続いているが、医療の充実など住民の命を守る喫緊の課題を強く訴えたい」と力を込める。