現職・門馬候補、元職・桜井候補...訴え最後まで 南相馬市長選

 

 任期満了に伴う南相馬市長選で、届け出順にいずれも無所属で現職の門馬和夫候補(67)、元職の桜井勝延候補(66)の両陣営は22日、市内各地で「最後のお願い」をコールし、市政の継続、変革をそれぞれ訴えた。

 激励に感謝、コメントを代読 門馬和夫候補

 新型コロナウイルスに感染した門馬候補の陣営では、本人不在の中、スタッフが選挙カーを走らせ、市政の「継続」を訴えた。南相馬市原町区の選挙事務所で行われた遊説打ち上げでは、平田武選対本部長らがあいさつ。「多くの激励の言葉をいただいた。選挙運動が継続できたことに感謝し、明日の勝利を信じる」とする門馬候補のコメントが読み上げられた。

 皆さんの声拾い市政に反映 桜井勝延候補

 桜井候補は市内全域を選挙カーで巡りながら、市政の「変革」を呼び掛けた。南相馬市原町区の選挙事務所で遊説を打ち上げた。島国義選対本部長があいさつした後、桜井候補は「10日間訴え続け、支持が広がりつつあると実感している。皆さんの声をしっかりと拾い、市政に反映させたい」と述べた。再び選挙カーで市街地に繰り出し、最後の訴えを響かせた。

 期日前2万1593人

 南相馬市長選の期日前投票は22日、終了した。市選管によると、14~22日の9日間の投票者数は計2万1593人で、前回市長選を4294人上回った。22日は期間中最多の4049人が投票した。