南相馬市長選...投票率1.36ポイント上昇、防災無線やメールで啓発 

 

 23日に投開票が行われた南相馬市長選。注目された投票率は前回を1・36ポイント上回る63・75%となった。

 今回の投票率について、市選管は「コロナ禍で街頭での啓発活動ができない分、防災無線やメールで広報活動を展開したことが投票率アップにつながった」と分析。2018年の前回市長選より期日前投票が約4300票増加したことについては「新聞折り込みチラシなどで周知を図った効果」とした。

 市選管は「今夏には参院選、今秋には知事選、市議選も予定されている。今後さらに若年層の投票率アップなどに向け、検討を進めていく」としている。

 今回の市長選は06年の1市2町合併以降、5回目。東京電力福島第1原発事故に伴う住民避難を考慮し、前回に続き、告示から投票前日までの選挙期間を10日間に延長して行われた。

 当日有権者数は5万972人(男性2万5459人、女性2万5513人)で、投票者数は3万2494人(男性1万5574人、女性1万6920人)だった。