伊達市長選、現職・須田氏再選 新人・小林氏を大差で破る

 
再選を果たし万歳する須田氏と妻友紀子さん=30日午後8時30分ごろ、伊達市

 任期満了に伴う伊達市長選は30日投票が行われ、即日開票の結果、無所属で現職の須田博行氏(63)=1期=が1万6743票を獲得、無所属で新人の元福島市長小林香氏(62)に7006票の大差を付け再選を果たした。

 伊達市誕生以来、初の一騎打ちとなった選挙戦で、須田氏は「イオンモール北福島(仮称)」の誘致や新工業団地整備など実績をアピール。企業誘致による雇用創出や認定こども園の整備などを訴え、支持を集めた。小林氏は福島市長を1期務めた実績を強調。現職の批判票の取り込みを狙ったが、浸透しきれなかった。

 投票率は53.10%と前回を1.02ポイント下回り過去最低。当日有権者数は5万309人(男性2万4492人、女性2万5817人)。任期は2月12日から4年。当選証書付与式は31日午前10時から市役所で行われる。

 須田氏「責任の重さを感じる」

 再び市政を託されたことに感謝と責任の重さを感じる。まずは新型コロナウイルス対策を確実に進める。若者が定住し、高齢者が元気に暮らせる安全で安心なまちの実現へ引き続き取り組む。

◇伊達市長選開票結果(選管最終、敬称略)
当16,743 須田 博行 63 無現
  9,737 小林  香 62 無新