元町長の湯田氏が立候補表明 南会津町長選、選挙戦が濃厚

 

 任期満了に伴い4月19日告示、同24日投票で行われる南会津町長選で、元職で町議の湯田芳博氏(71)が23日、無所属で立候補することを表明した。

 町長選を巡っては、新人で元副町長の渡部正義氏(63)が無所属での立候補を表明しており、2人による選挙戦が濃厚となった。

 湯田氏は同町で記者会見し「障害者のいる家庭や子育て世代の負担軽減を実現し、町への流入人口を増やしていく。人への投資を進め地場産業の活性化や医療福祉の充実につなげたい」と決意を述べた。また湯田氏は24日にも町議の辞職願を提出する意向を示した。

 湯田氏は南会津町出身。田島高卒。2004(平成16)年の旧田島町長選で初当選し、町村合併による06年の南会津町長選で初代町長に就いた。10年と14年、18年の町長選に立候補したがいずれも落選した。