南会津町長選スタート 新元2候補が第一声、24日に投開票 

 
(写真右)人口減少対策を訴える渡部候補 (写真左)町政への思いを述べる湯田候補

 19日に告示された任期満了に伴う南会津町長選は、いずれも無所属で、新人で元副町長の渡部正義氏(63)と元職の湯田芳博氏(71)が立候補を届け出て選挙戦が始まった。両候補は24日の投開票に向け、それぞれの政策や主張を訴えた。(届け出順)

 ◇渡部正義候補 人口減対策で子育て、Iターン促進

 渡部正義候補は選挙事務所前で第一声を放った。

 「想定より速いスピードで進んでいる人口減少が何よりも大きな課題」とし、子育て支援策としてゼロ歳児から2歳児の保育料負担軽減や、Iターン、Uターンの促進などを主張した。町職員や副町長としての長年の行政経験を強調し「南会津町が夢と希望と活力に満ちた町になるよう、一生懸命頑張っていく」と支援を求めた。

 平野信行後援会長や渡部友幸選対本部長、楠正次町議会副議長らが激励した。

 【選挙事務所】南会津町田島字鎌倉崎乙
 【選対本部長】渡部友幸

 ◇湯田芳博候補 農業、林業、福祉、教育の充実に力

 湯田芳博候補は選挙事務所近くの駐車場で第一声を放った。

 「支えてくれる人たちのためにできることを精いっぱいやりたい。ここは戦場、勝たなければならない」と支持を呼びかけた。農業や林業、福祉、教育の充実について言及し、「一人一人の思いは違うが、助け合う気持ちが大切。頑張った人が夢をかなえられる町にしたい」と決意を述べた。

 後援会の渡部一男会長や君島勝美顧問が激励。支援者が頑張ろう三唱した。

 【選挙事務所】南会津町田島字中町甲
 【選対本部長】湯田晋介