定数6超、混戦続く 伊達市議選終盤の情勢

 

 任期満了に伴う伊達市議選は、投票日の24日に向け終盤戦に入った。定数22を現職17人、元職1人、新人10人の計28人で争う激戦となっており、各陣営は追い込みに奔走している。

 候補者の地域別内訳は保原10人、梁川9人、伊達5人、霊山2人、月舘2人。一部の候補は地盤や組織票などで支持を固めつつあるが、定数6超だけに混戦模様が続いている。

 各陣営は、組織などを頼りに支持拡大を図る一方、県議に転身した議員や引退議員らの支持層への浸透も狙う。大票田の保原、梁川両地区の浮動票を取り込み、票を上積みすることができるかが焦点とみられる。

 各陣営は、投票率を前回(54.63%)並みと予想する。新人10人の立候補で、当選ラインは前回の650票台から700~800票台に上昇するとみている。