元職・西牧氏が立候補表明 石川町長選、現職との選挙戦公算大

 

 任期満了に伴い8月23日告示、28日投票で行われる石川町長選で、元職の西牧立博氏(76)が20日、同町で記者会見し、無所属での立候補を表明した。町長選を巡っては現職の塩田金次郎氏(74)が立候補の意思を明らかにしており、選挙戦となる公算が大きい。

 西牧氏は「入院、手術、夜間診療ができる病院を誘致する。人口を増やすため、にぎわいあるまちづくりをしていく」と述べた。

 西牧氏は石川町出身。中央大文学部卒。1990(平成2)年の町長選で初当選した。1期目に公選法違反の罪に問われて93年に辞職、有罪判決を受けた。97年の町長選で再び当選。4期目だった2006年に収賄容疑で逮捕され、辞職し、07年に受託収賄罪で有罪判決が確定した。記者会見で西牧氏は2度の事件について「おわび申し上げる。迷惑をかけたことに対し、仕事で恩返ししたい」と述べた。

 町長選を巡っては、ほかにも立候補へ向けた動きがある。