浪江町長選出馬で吉田県議が辞職

 

 任期満了に伴い6月22日告示、7月10日投開票で行われる浪江町長選に立候補を表明している元県議会議長で自民党県議会議員会長の吉田栄光氏(58)=5期=が27日、県議を辞職した。渡辺義信議長に議員辞職願を提出し、受理された。

 吉田氏は自民党会派の議員会議で「廃炉を含めた本県復興は長きにわたる。議員の職を辞して古里に戻り、現場の責任者として子どもたちの将来を守るため挑みたい」と述べた。

 県選管によると、定数2の双葉郡選挙区は欠員1となり、同じく欠員1の郡山市選挙区とともに、今秋の知事選と同日投開票で補選が行われる。

 県議会構成は自民党29、県民連合18、共産党5、公明党4となった。

 自民議員会長に佐藤氏

 自民党県議会議員会は27日、県庁で議員総会を開き、吉田栄光議員会長の辞職に伴い、議員会長に現相談役の佐藤憲保氏(68)=郡山市、7期=を選任した。佐藤氏は相談役に青木稔氏(76)=いわき市、9期=を推薦し、承認された。就任はいずれも同日付。