3選を目指す現職、共産系は独自候補擁立へ 知事選告示まで2カ月

 

 10月13日告示、同30日投開票で行われる知事選は13日、告示まで2カ月となった。現職の内堀雅雄氏(58)=2期=は今年6月、3選を目指して立候補することを表明。一方、共産党県委員会や県労連などでつくる「みんなで新しい県政をつくる会」は独自候補の擁立を目指している。

 内堀氏は過去2回の知事選で「県民党」を掲げており、今回も無所属で立候補する見通しだが、共産を除く各党が支援する方針。自民党県連は、3月の定期大会で内堀氏支援を念頭にした特別決議を採択しており、近く支援を正式決定する。立憲民主、国民民主両県連は既に支援を決定、公明党県本部も支援方針を党本部に上申しており「与野党相乗り」の状況となっている。

 一方、独自候補の擁立を目指すみんなで新しい県政をつくる会は、物価高対策や拡大する新型コロナウイルス感染症対策、相次ぐ自然災害対策などを争点に、2期8年にわたる内堀県政を問う考え。町田和史共産党県委員長は「できるだけ早く候補者を決定したい」としている。

 知事選には現職の内堀氏のほか、新人の高橋翔氏(34)が立候補を表明している。