期日前7日間、前回比1.3倍 福島県知事選、県選管「出足好調」

 

 30日投開票の知事選で、県選管は21日、投票10日前となる20日までの期日前投票者数を発表した。告示翌日の14日から7日間で6万7717人となり、2018年の前回知事選の同時期に比べ1万6340人増加し、約1.3倍となった。県選管は「出足は好調」とみて、今後も各種啓発活動などを通し、県民に投票を呼びかける考え。

 投票者数は全有権者の4.34%に相当する。全59市町村のうち45市町村で前回同期を上回った。投票者数が最も多かったのは福島市の1万3837人で、前回同期から7000人以上増加。次いでいわき市が8478人だった。福島市のほか、白河、相馬、伊達各市が前回同期から1000人以上増えた。

 前回同期を下回った14市町村のうち、郡山市は7704人で、4000人以上減少した。20日告示の県議補選が控えていたことが要因とみられ、県選管は、同じく前回同期を下回り、県議補選が無投票となった双葉郡8町村とともに今後、投票が進むとみている。

 期日前投票者数は制度の浸透などを要因に増加傾向にあり、前回は知事選としては過去最多の28万1175人が期日前投票を行った。県選管はテレビやラジオ、インターネットなど各種CM、街頭啓発などを通じて呼びかけているほか、24日以降はラッピング電気自動車を県内で周遊させ、投票への参加をPRする。

 不在者投票は247人

 県選管は、20日現在の不在者投票者数も発表した。5272枚の投票用紙を交付し、247人の投票を受け付けた。前回は9655人が不在者投票した。