期日前投票、最多見通し 福島県知事選、郡山や福島など11市増

 

 任期満了に伴う知事選の期日前投票が29日、終了した。県内59市町村のうち13市では、同日までに21万8466人が投票し、2018年の前回知事選より1万1718人増加した。全県でも前回の28万1175人を更新し、過去最多となる見通しだ。

 13市のうち11市が前回より増えた。県議補選も行われた郡山市が前回比2645人増の4万5237人で最多。福島市4万760人、いわき市3万7400人、南相馬市1万5559人と続いた。二本松、伊達両市は前回より減少した。

 県選管が29日発表した投票2日前となる28日現在の59市町村の期日前投票者数は24万6513人で、4年前の前回同期の22万4633人に比べて2万1880人(9.74%)増加した。全有権者の15.78%に相当する。

 13市を除く46町村で最も多かったのは会津美里町の3430人、次いで南会津町の3270人で、両町が3千人を超えた。13町村が前回に比べて減少し、このうち双葉郡は全8町村で前回を下回っている。

 また不在者投票は28日現在、8537枚の投票用紙を交付し、7547人の投票を受け付けた。前回は9655人が不在者投票している。