知事選で３選を果たした内堀雅雄氏は当選から一夜明けた３１日朝、福島市の知事公館で報道陣の取材に応じ「引き続き３期目の知事として重い課題を克服するという使命に、身も心も引き締まる思い。１７日間の選挙戦でいただいた県民の願いや期待に応えるため、復興と地方創生のために全力を尽くしていく」と決意を新たにした。

　過去２番目の低さとなった投票率や、得票率に対しては「真摯（しんし）に受け止めている」と述べた。震災と原発事故、自然災害からの復興・再生や急激な人口減少対策、物価高騰対策に力を尽くしていく考えを示した。

　３０日夜から３１日未明にかけては支持者に感謝を伝えるなどして過ごした。３選を報じる新聞に目を通す表情にも笑顔はなく、県民の負託に応えて山積する難題に向かう決意をかみしめていた。

当選あいさつで来社　内堀氏は３１日、３選を果たした知事選の当選あいさつのため福島民友新聞社を訪れた。