浮動票行方が当落の鍵、混戦模様続く 南相馬市議選・終盤の情勢

 

 任期満了に伴う南相馬市議選(定数22)は20日の投開票日に向け、終盤戦に入った。各陣営が支持拡大に向け、追い込みを図っている。

 立候補しているのは現職22、元職2、新人2の計26人で、現定数になった前々回の2014(平成26)年以降で最多。前回18年より2人多く、混戦模様が続いている。

 全員が立候補した現職は地盤の票固めや新たな票の掘り起こしに奔走する。一方、元職と新人が現職の地盤に食い込んでいる地域もあり、票の動きを読み切れない陣営が多い。いかに支持浸透を図り、浮動票を取り込めるかが当落の鍵を握りそうだ。

 各陣営は当選ラインを700票前後と予想。投票率について、過去最低の55.91%だった前回並みかそれを下回ると見込む候補者もいる。