三島町長選、現職と新人が出馬表明 選挙戦となる公算

 
(写真左から)矢沢源成氏、二瓶辰右エ門氏

 来年5月16日の任期満了に伴う三島町長選で、現職の矢沢源成氏(70)=2期=と、新人で町議の二瓶辰右エ門氏(69)は8日、それぞれ立候補の意思を表明した。2019年の前回と同じ顔ぶれの選挙戦となる公算が大きくなった。

 矢沢氏は同日開会した12月議会一般質問で出馬の意向を問われ、2期の実績を示しながら「町民の負託がいただけるのであれば、引き続き町長の職に挑戦を続けていくことが、第5次振興計画を樹立した私の使命であり覚悟」と語った。

 二瓶氏は自らの一般質問の中で、町長選に再び立候補する準備のため年末で町議を辞職する考えを明らかにした。福島民友新聞社の取材に「町政の流れを変える必要がある。町民との対話に基づく町づくりを進めたい」と話した。

 矢沢氏は同町出身。東洋大経済学部卒。1976(昭和51)年に町職員となり、教育次長などを歴任。2013年に町教育長に就いた。15年の町長選で初当選した。

 二瓶氏は同町出身。明治大政治経済学部卒。76年に県職員となり、いわき地方振興局長、監査委員事務局長などを歴任。19年の町長選に立候補した後、20年の町議選で初当選した。