【8市議選】福島、会津若松、郡山、白河、須賀川、喜多方ほか

 

 統一地方選の実施年となる2023年の県内は、県議、県内17市町村の首長、33市町村の議会議員が任期満了を迎える。このうち、春の統一選で行われるのは5町村長選、5市町村議選の見込みで、春から秋にかけて選挙が続いていく。

 【福島】任期満了は7月30日。選挙日程はまだ決まっていない。現職の多くが立候補への準備を進めており、さらに複数の新人がすでに出馬に向けて動き出している。現時点ではあるが、定数の35を超える立候補が見込まれ、選挙戦となる情勢だ。

 【会津若松】任期満了は8月6日。選挙の日程はまだ決まっていない。現職の多くが立候補するとみられる。複数の新人が出馬を探っており、選挙戦になる見通しだ。

 【郡山】任期満了は9月3日。現時点で定数38に変更はなく、今月4日の選挙管理委員会で日程が決まる予定。

 流動的な面はあるが、現職36人の大部分は立候補する見通し。一方で、引退を検討している議員も数人いるもよう。また、複数の新人が立候補を模索する動きもある。今後、選挙戦に向けた動きが活発化しそうだ。

 【白河】任期満了は7月9日。定数は前回と同様の24となる見通し。市長選と同日選になる可能性もあり、今後、選挙戦に向けた動きが活発化しそうだ。

 【須賀川】任期満了は9月3日。定数24に変更はない。現職を中心に立候補が見込まれ、水面下で新人の立候補を模索する動きもある。

  前回は引退議員や県議選へのくら替えが多く、1954(昭和29)年の市制施行以来初めての無投票となった。立候補への動きは今後さらに活発化する見通しで、選挙戦になるかを含め、動向が注目される。 

 【喜多方】任期満了は4月29日で、同23日投開票で行われる。定数22に変更はない。現職の半数近くが立候補に前向きな姿勢を示している。

 引退を示唆している議員は後継者の擁立を進める考え。複数の新人が立候補を模索する動きもあり、選挙戦になる可能性がある。

 【相馬】任期満了は11月19日。定数18に変更はない。県議選と同日選になる可能性が高い。流動的な面はあるが、現時点で引退を視野に入れている現職は一部にとどまり、大部分の現職は立候補するもようだ。

 水面下では新人の擁立、元職の立候補に向けた動きも見られ、選挙戦になる見通し。改選後の議会勢力の変化も注目される。

 【本宮】任期満了は7月31日。選挙は7月中に行われる予定。定数20に変更はない。

 現職を中心に立候補が見込まれる一方、複数の現職が引退を検討しており、後継者選出や新人擁立の動きがある。2019年の前回市議選は無投票だった。現時点で選挙戦になるかは不透明な情勢だ。