福島県議選に維新候補 馬場代表が擁立意向

 
県庁で記者会見する馬場代表

 日本維新の会の馬場伸幸代表は16日、全国キャラバンの一環として訪れた県庁で記者会見し、今秋に予定される県議選に公認候補の擁立を目指す考えを示した。

 維新は本県で党籍を持つ県議や市町村議が不在。馬場氏は「2021年の衆院選、昨年の参院選で比例票がかなりの伸びを示している。福島に『維新スピリッツ』を根付かせるため、県議選でもできる限り候補者を擁立したい」と述べた。

 中司宏代表補佐、石井苗子参院議員、遠藤良太衆院議員が同席した。

 「まず統一地方選で勢い」

 ―結党から10年。党勢拡大の手応えは。
 「国政選挙での比例票が伸びており、徐々に浸透してきていると感じている。さらに広げるためには常日頃から有権者に接し、地域課題を的確に捉えて対策を打つことが信頼につながる。統一地方選は国政並みの重要な選挙と認識しており、現在の1.5倍増となる600人に増やすのを当面の目標としている」

 ―本県では今秋、県議選が行われる。
 「統一地方選で目標を達成できれば、県議選で擁立を見込めるのではないか。われわれには組織や団体のバックアップはないが、全国的な広がりを見てもらい、心ある方に手を挙げてほしい」

 ―党勢拡大に向けた意気込みを。
 「改革政党を掲げ『身を切る改革』を行ってきた。これからは国、地方とも財源確保が大きな課題。国民に負担をお願いする前に、税金で暮らしているわれわれが議員定数や報酬の削減など財源確保に向けた道筋を付けていきたい。また地方創生に向けて前例、慣例にとらわれずに規制緩和し、新しい産業を生み出していく」