立憲民主福島県連、新2区「コスタリカ」導入検討 次期衆院選

 

 衆院小選挙区「10増10減」に伴い県内選挙区の定数が5から4に「1減」となる次期衆院選を巡り、立憲民主党県連が新2区の候補者について、選挙ごとに小選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」を導入する方向で検討していることが16日、分かった。旧3区選出の玄葉光一郎氏(58)=10期=と、旧2区で活動する馬場雄基氏(30)=1期、比例東北=を選挙ごとに入れ替える方針。

 新2区は、玄葉氏が出身の田村市や須賀川市などの県中と、馬場氏が地盤とする郡山市で構成する。玄葉氏は既に新2区からの出馬に意欲を見せており、馬場氏は新たな区割りについて明確な態度は示していないものの、旧2区に軸足を置いて活動を続けている。

 県連はベテランの玄葉氏と党内若手の有望株の馬場氏を共に国政に送り出すため、コスタリカ方式を採用したい考えだ。

 27日に福島市で開く県連常任幹事会で協議し、決定すれば党本部に上申する見込み。新たな区割りを巡っては、県北の新1区は金子恵美氏(57)=3期、旧1区、会津と県南で構成する新3区は小熊慎司氏(54)=4期、旧4区=を候補者とする方向で調整が進められている。