立民は新1区金子氏、新3区小熊氏 衆院選、新2区は統一選以降に

 

 衆院小選挙区「10増10減」に伴い県内選挙区の定数が5から4に「1減」となる次期衆院選を巡り、立憲民主党は県北の新1区が金子恵美氏(57)=旧1区、3期、会津と県南で構成する新3区は小熊慎司氏(54)=旧4区、4期=をそれぞれ候補者とする方針を固めた。県中の新2区の候補者決定は4月の統一地方選以降となる見通し。

 党は近く常任幹事会を開き、新1区、新3区の候補者を正式に決定する。10日に党本部で開かれた全国幹事長・選挙対策責任者会議後、大串博志選対委員長は「(新1区は金子氏、新3区は小熊氏を候補とする方針に)論点はない」と述べた。

 新2区について、県連は旧3区選出の玄葉光一郎氏(58)=10期=と、旧2区で活動する馬場雄基氏(30)=1期、比例東北=の2人を候補者に選任。選挙ごとに小選挙区と比例代表の候補を入れ替える「コスタリカ方式」を適用するよう党本部に上申している。

 大串氏は「コスタリカ方式の適用については(県連の)要望として受け止めているが、すぐに結論は出せない」とし、統一地方選以降になるとの見方を示した。