前後猪苗代町長引退へ 「教育環境整備に見通し立ち、道譲りたい」

 

 任期満了に伴い6月13日告示、同18日投票で行われる猪苗代町長選で、現職の前後公氏(81)=3期=は19日、次期町長選に出馬せず、今期限りで引退する意向を明らかにした。

 前後氏は福島民友新聞社の取材に「これまで力を注いできた教育環境の整備などの事業に見通しが立ってきたので、若い人に道を譲りたい」と述べた。後継指名については「これから考えたい」と語った。20日の3月議会最終本会議で引退を正式表明する。

 前後氏は猪苗代町出身。日大東北工(現日大東北)高卒。1961年に町職員となり、公民館長、生涯学習課長などを歴任。2011年6月の町長選で初当選した。

 町長選を巡っては、新人で町議の佐瀬真氏(69)が立候補を表明している。