被災で給食休止、児童ら弁当持参 福島県沖地震、一部で再開未定

 
照明周辺の天井材が剥がれ落ちた調理室。復旧作業には足場を組む必要があり、施設再開まで時間がかかる見通し=田村市学校給食センター

 本県沖を震源とする最大震度6強の地震で、田村市や須賀川市などで給食センターが被災し、小中学校などの給食を休止せざるを得ない状態が続いている。早期復旧を目指すが、一部では復旧の見通しも立っていない。

 田村市の小中学校、幼稚園などに給食を提供している市学校給食センター。地震で調理室の天井材が剥がれ落ちるなどし、調理を停止している。建物は2階窓から施設内を見学できる構造となっており、天井が高い。このため、作業のためには足場を組む必要がある。また、食品衛生上、異物混入を避けるため入念な工事になる見込みという。

 地震後、児童、生徒らは弁当を持参して登校している。3月末ごろまでの復旧を目指しているが、同センター担当者は「完全復旧でないと再開できないので(作業を)急ぎたい」と話す。

 須賀川市では、長沼学校給食センターが被災、給排水設備や調理機械などが被害を受け、長沼小と長沼東小、長沼中、長沼幼稚園の4校約400人分の給食の供給ができなくなった。市教委は「被害調査を進めており、復旧や給食の再開時期は未定」としている。

 震度6強を観測した新地町では町内唯一の中学校、尚英中の調理室でボイラーが破損。お湯が使用できなくなったため19日までの給食を中止した。修理には2週間程度かかる見込みだが、別のボイラーを使う応急処置を行い、22日からの給食再開を目指すという。