エビスサーキット「国内外の支援に感謝」 福島県沖地震1カ月

 
大量の土砂が流入した西コースで一日も早い復興を誓う片岡さん=12日、二本松市・エビスサーキット

 本県沖を震源とし最大震度6強を観測した地震は13日、発生から1カ月を迎える。

 「こんなにも多くの人から愛されている」。地震で土砂崩れなどの被害を受けた二本松市のエビスサーキット支配人、片岡英一さん(60)は、被災後に国内外から寄せられるさまざまな応援、支援に感激する。

 地震で崖から崩れた土砂は今も西コースの3分の1を厚く覆う。ほかのコースも落石や路面の亀裂など大小さまざまな被害を受けた。片岡さんは地震直後、惨状を見て「目の前が真っ暗になった」と言う。誰かがけがをしたり、周辺住宅が壊れたりしていれば、復旧なんて言えなかったからだ。

 そうした被害は幸いにもなかった。でも想定を超える土砂崩れに、単独での完全復旧は難しいと判断、復旧費用の支援をホームページで呼び掛けた。支援申し出は11日時点で、国内外から3000件を超えた。「世界中に応援してくれる人がいる。本当にありがたい」と感謝する。

 13日には被害の少ない峠、北両コースなどで一部営業を再開する。東コースは路面舗装の張り替えなどを行い、今月中に再開させる予定。最も被害が大きかった西コースも、6月に一部分の利用再開を目指している。

 国内外から「ドリフトの聖地」として慕われるサーキット。「エビスを愛する多くの人の期待に応えなければ」。片岡さんは1日も早い復旧を誓う。