復興住宅に福島県産材製品寄贈 いわき、農林中金と市森林組合
農林中央金庫といわき市森林組合は、県産材で製作した木製ベンチとテーブル計40基を市内の復興公営住宅6団地に寄贈した。このうち同市小川町高萩の家ノ前団地で24日までに、贈呈式が行われた。復興公営住宅への寄贈は初めて。
農林中金が2012(平成24)年度から県内各地域の森林組合と連携して取り組んでいる復興支援プログラム。
今回寄贈したのは、家ノ前のほか、同市の湯長谷、下神白、高萩、宮沢、大原の6団地。浪江、双葉、大熊、富岡の各町民が暮らしている。
53家族が生活する家ノ前団地には屋外卓4基とベンチ13基が贈られた。
贈呈式では、草野弘嗣小川町土地改良区理事長と船本勝農林中金福島支店長が「交流の場として活用して」とあいさつし、加藤敏史県いわき建設事務所建築住宅部長と荻進同団地自治会長に目録を手渡した。荻自治会長は「緑地に置いたりして活用していきたい」と話した。