小高に1000頭、山木屋は300頭規模 新たに「復興牧場」、福島県酪農協

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(左から)宗像組合長、岡常務、根津部長

 新たな「復興牧場」の整備を計画していた福島県酪農業協同組合は今年、南相馬市小高区と川俣町山木屋地区にそれぞれ牧場を整備する。小高区は約千頭、山木屋地区は300頭規模となる見通しだ。

 両地区は避難指示が解除され、住民帰還や営農などの再開が進む。農家グループによる飼料づくり再開の取り組みも始まっており、復興牧場の整備で酪農の再開を後押しする考えだ。

 福島民友新聞社を訪れた宗像実組合長は「原発事故の避難指示が解除された地域の酪農復興を進めたい」と語った。岡正宏常務理事、根津光夫経営管理部長が同行した。