鎮魂と復興願う灯 奇跡のあじさいお焚き祭、須賀川・藤沼湖

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犠牲者の鎮魂と復興を願った「奇跡のあじさいお焚き祭」

 東日本大震災で決壊し、甚大な被害が生じた須賀川市長沼地区の農業用ダム「藤沼湖」(藤沼ダム)の自然公園に植えたアジサイで住民をつなぐ「奇跡のあじさいお焚き祭」が18日までに、同市の藤沼湖自然公園で開かれた。参加者がキャンドルに火をともし、犠牲者の鎮魂と復興を願った。

 長沼商工会・藤沼湖自然公園復興プロジェクト委員会の主催、福島民友新聞社などの後援。

 犠牲者の追悼やアジサイの手入れ、地域活性化に向け実施した。祭りには、地元住民や全国各地のアジサイの里親ら約300人が参加。

 アジサイの枝を種火に、アジサイの周囲に置かれた竹筒のキャンドル千本に、公園が美しい花々で彩られるよう願いを込めて火をともした。