仮置き場の絵画寄贈 保原高、福島大生制作の7点

寄贈された絵と保原高美術部の生徒ら
保原高美術部の生徒と福島大の学生がそれぞれ制作し、伊達市の除染廃棄物の仮置き場に設置されていた絵画が22日、福島地方環境事務所や県などに贈られた。
◆震災記録施設などで活用
絵画は環境省の中間貯蔵関連施設や県が開設を予定するアーカイブ拠点施設(震災記録施設)などで活用される。
絵画は市の依頼により、仮置き場の外観に彩りを加えようと、2013(平成25)~17年に計7点が制作、各仮置き場に設置された。
寄贈に当たり保原高が制作した6点は在校生が修復した。地元の台自治会と山野川地区自治協議会にも贈られた。
引き渡しセレモニーは、市役所で行われ、須田博行市長が各団体の代表者に目録を手渡した。同校美術部の古関夏海部長(2年)は「絵が違った形で役立つのはうれしい。地域社会に貢献できる活動を続けたい」と話した。
- 若松教育旅行、震災後最多784校 新型コロナ拡大の関東を回避
- さかなクン、常磐もの海産物のおいしさPR 3月4日動画公開
- 県外避難者2万8505人 前回調査比454人減少、福島県が発表
- 菅野君「世界的GKに」 JFAアカデミー福島、県内4人入校
- 「命宿る音色」届ける奇跡のピアノ Kiroro・金城さんコンサート
- 調律師・遠藤さん修理、熊本浸水ピアノも復活 子供たちに笑顔を
- 「4車線化」一部利用始まる 常磐道・いわき中央-四倉IC間
- 飯舘に復興願う「折りびな」届く 横浜の飯尾さん、ひな壇作製
- 「燃料の取り出し」完了 第1原発3号機、炉心溶融の3基で初
- 「復旧・復興事業」完成祝う 式典、JR広野駅東側地区を中心