「小高区4小統合すべき」 南相馬、学校適正化検討協が意見書

 
門馬市長に意見書を提出する堀内会長(右)

 2016(平成28)年7月に避難指示が解除された南相馬市小高区の小学校4校が合同運営する小高区4小の統合を巡り、小高区学校適正化検討協議会は「4校を1校に統合すべきだ」とする結論をまとめ、8日までに、市と市教委に意見書を提出した。

 意見書では、統合に当たって〈1〉他校にない特色ある学校づくり〈2〉安定的な教育環境の提供〈3〉地域との良好なコミュニティー維持―の三つの配慮を求めた。

 市教委によると、同校は小高、福浦、金房、鳩原の4校からなる。8月22日現在、計58人の児童が在籍し、小高小の校舎で各学年1学級で授業を行っている。

 東日本大震災前の4校の児童数は計705人だったが、少子化や東京電力福島第1原発事故に伴う避難などの影響で児童数は約10分の1にまで減少。小規模校として魅力ある教育環境の再整備が課題となっていた。

 小高区4校学校PTA会長の堀内洋伯会長が市役所を訪れ、門馬和夫市長と大和田博行市教育長に意見書を手渡した。

 小高区4小の校長や保護者、地域住民らで構成する同協議会は7月に発足され、検討を進めてきた。市は今後、統合準備協議会を新たに設置し、統合に向けた具体的な協議に入る。