福島県の現状正しく発信 復興への思い語る、ECC国際外語専門学校生

県内視察し思いを語る学生ら
東日本大震災以降、復興支援活動を続けているECC国際外語専門学校(大阪市)の学生が28日までに、福島県庁に内堀雅雄知事を訪ね、県内を視察した感想や復興への思いなどを語った。
同校は2011(平成23)年から学内でチャリティーカフェ「カフェ・ラポール」を開き、売り上げの全額を本県に寄付している。
今年は12月6~10日を予定しており、開催を前に現状に理解を深め、正しく発信する狙いで本県の視察を行った。国際キャリア学科とホテル・観光学科の有志約20人が各地を巡った。
学生代表の古本瞳さんと大沢心さん、竹村穂香さんが内堀知事を前に、浪江町などの被災地をはじめ下郷町の大内宿など観光地を訪れ、住民と交流した感想を報告。「災害や風評に負けず頑張っていることを発信したい」「食の安全をどのように伝えていけばいいのか考えたい」と語った。
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