常磐線Jヴィレッジ駅の常時利用を 双葉町村会などJR東に要望

 
雨宮支社長(右から2人目)に要望書を手渡す(左から)佐竹部長、大和田副町長、伊沢町長と遠藤町長(右)=JR東日本水戸支社提供

 双葉地方町村会と県は24日、水戸市のJR東日本水戸支社を訪れ、JR常磐線の臨時駅「Jヴィレッジ駅」を、来年3月末までの常磐線の全線再開に合わせ、常時利用できる常設駅に変更するよう要望した。

 非公開の要望活動の後、同支社広報室は福島民友新聞社の取材に「要望を強く受け止め、地域の皆さまに喜んでいただけるような方針を出したい」と語り、検討を深める姿勢を示した。

 来年春のダイヤ改正をにらんだ要望。同町村会長の伊沢史朗双葉町長、遠藤智広野町長、大和田賢司楢葉町副町長、佐竹浩県企画調整部長が雨宮慎吾JR東日本執行役員水戸支社長に要望書を手渡した。

 国内有数のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)の最寄り駅のJヴィレッジ駅が常設化されれば、施設の利用者や地域住民、周辺企業の従業員らの利便性向上につながり、地域のさらなるにぎわいの創出や活性化が期待される。

 遠藤町長と佐竹部長は取材に「電車でJヴィレッジに行きたいという子どもたちの要望が多い」、大和田副町長は「工業団地に通う従業員の利用が見込まれる」と語り、常設化で新たな人の流れが生み出される可能性を示した。

 常設化に向けては、同駅の利用者数の増加が課題。伊沢町長は、双葉郡の町村で住民帰還の動きや企業誘致が活発化していることを踏まえ「間違いなく乗降客が増えると予測される。そういったことを広くアピールしていきたい」と話した。

 Jヴィレッジ駅は、Jヴィレッジなどで行われるイベントの開催日に乗降できる無人の臨時駅。Jヴィレッジの全面再開に合わせて4月20日に開業した。