福島高専が技術賞 廃炉ロボコン、溶融燃料取り出す想定

技術賞を受賞した福島高専のメンバー
全国の高専生が廃炉ロボットの技術を競う「第4回廃炉創造ロボコン」が15日、楢葉町の楢葉遠隔技術開発センターで開かれ、福島高専が3位に相当する技術賞を受賞した。
全国の高専16校とマレーシア工科大から計18チームが出場。競技は、東京電力福島第1原発事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)を原子炉圧力容器を支える台座の下部から取り出す想定で行われた。
福島高専は3年生4人がチームを組んだ。親機に分離可能な子機を搭載したロボットを遠隔操作し、デブリに見立てたテニスボールをキャッチするなど高い技術を示した。
リーダーの猪狩涼さん(18)は「受賞できてうれしい。デブリを回収し、ゴール目前まで運べた。今後もものづくりに関わっていきたい」と話した。
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